あじゃじゃのヒビコレ

パワフル2歳娘とネガティブママとマイペースパパの日常

専業主婦から離婚を突きつけた話③

翌朝。

全身が固まって、動けなかった。

置物の気分だった。

 

まめが寝息を立てているのを確認し、硬い体をほぐすものの、神経痛に近いものが走る。

 

柔らかい朝日で目覚めたまめは、私の姿を見つけると、すぐに部屋中を見渡した。

 

「パパ…?パパ…?」

 

昨日はいたパパがいない。

まめは話のニュアンスで【パパはまめのために早く帰って来た】と思っているように感じた。

きっと夜中にさすってくれていたパパに甘えたかったのだと思う。

 

お友達と出かけてしまった事を、伝えたら少しうつむいていて目も潤んでいた。

パパの本当に大事なお友達だと覚えていたまめはにっこり笑って、パパの布団で応援していた。

 

この愛情がひとつも伝わっていないと思ったら、私は怒りが増幅した。

 

状況は昨日と何も変わらない。

材料もほとんど尽きていた。

すぐできるものは、カレー味のカップラーメン、冷凍のたこ焼き。

まめが食べられそうなものはたこ焼きだけだった。

 

やはり私は悪化していて、昨日より熱や脱力感強く、力が入らなかった。

動きたくても動けない時間もあった。

 

なんとか繋がったLINEでまーさんに、連絡を入れ、返事にカチンと来た。

 

 

明日、明日、明日。

全部先延ばしにして、私達はこのままのたれ死ねばいいのか。

 

 

私とまめはこんな人のために死にたくない。

 

 

執念だけだった。

 

話が通じないならもうLINEでいい。

「全てを先延ばしする人に何を頼れというの。まめと二人で暮らせるように頑張ります。思う存分、趣味も友達も優先できるでしょう。」

 

このやりとりすらムダだと思った。

まめのために食べられるものを探しに行った。

 

買い物は二人の分だけで済ませた。

構造上ベビーカーに荷物を乗せたまま部屋まで行く事は出来ない。

 

だから荷物は全て、階段を運ぶ。

ずっと冷や汗が滲み、そこからまめが寝付くまで冷や汗が止まることはなかった。

体が警告している。

 

 

硬直する体でまめに寄り添いながら、結婚式の誓いの言葉を思い出した。

 

 

病める時も健やかなる時も助け合い…

 

 

夫婦ってなに?家族ってなに?

休みたい、眠りたい、痛い。

頭だけが、やたらとクリアだった。

 

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