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【Janne Da Arc】偽悪的正義感とパフューマー

特別お題「わたしの推し

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Janne Da Arc

彼らの音楽性の魅力は、誰もが持つ偽悪的な人間臭さとV系の枠にとどまらないジャンルの広さだ。

 

ゴリゴリのハードロック、胸が張り裂けそうなバラード、いかにもなV系ソングからキュートなポップロック、独自の世界観で背筋が震えるホラー系。

音だけでも個性が色濃く立っている。一口で何種類もメロディが美味しいバンドは結構珍しいのではなかろうか。

 

初めて耳に止まったのは、アニメのエンディング映像と透き通るクリア感、薄曇りの空から一筋差し込む希望の光を思わせる歌詞がマッチした「shining ray」だ。その当時は、ボーカルの中性的ヴォイスも相まって男性V系ロックバンドとは認識できず、「明るいのに儚げな感じがする曲」と記憶の片隅に置いてあった。

後に一躍名を轟かせる「月光花」の荘厳さに鳥肌が立ち、気づいたら涙がはらりと落ちていた。彼らとの「二度目まして」である。

 

アリエルの声を忘れられないエリック王子現象でまんまと堕ちていった私はアルバム「JORKER」で最大の裏切りにあってからも、沼ハマどころか出るつもりも毛頭ない。

ジョーカーの名の通り完全にメンバーや販売側の策略に嵌まったのだ。「月光花」自体にリリックの変更があったり、本当に売りたい曲じゃないとわかるダークネス路線や、かなり正統派の悔しさ怒りを託したヘビメタを彷彿とさせるロックが主だった。

 

抑圧された心情を代弁してくれる彼らの歌詞は公共の電波に乗せる事が難しいかわりに、静かに、かつ鋭利に社会問題や時事問題へ唐突にアルバムやB面で切り込んでくるのである。

令和でいうならAdoの「うっせえわ」バラエティパックと言ったところか。

 

ストーカー、育児放棄、幼児虐待、整形、マスコミやパパラッチへの痛烈な批判、スマトラ沖地震による津波へのレクイエム、ジャンヌダルク魔女裁判

おそらく半分も無いが、彼らがA面で出さなかったテーマを文字にするだけで胸焼けを起こしそうである。

目の前で起こってる現実や、かつての史実に思いを馳せ、作品として昇華してしまう作詞作曲を担うボーカルの妄想力と、没入させる力量を持った楽器隊の職人技がなせる技だ。

 

妄想としたのはボーカル本人が「ドエロ」と公共電波でも自負しているためであり、さげすむ意図はなんらない。

男性の欲求は壮大なものを創り出すのだと年端もいかない子供ながら思った率直な感想である。

 

そんな気を衒う見た目の兄ちゃんが、滅多斬りで世相を奏でているからこそ、綺麗事しか歌わないアーティストより、ラブソングや悲壮感漂う曲が沁みるのだと勝手に思っている。

悪そうな奴がいいことしてるとよく見える。いい意味でギャップ萌えなのだ。

 

彼らが愛されていたのは「楽器の構成」にもあると思う。

実のところ、私はV系の文化や美しいものは好きだが、メンヘラヤンデレな楽曲や人間は受け付けないものが多い。

 

そんな私に何故スマッシュヒットしたのかよく考えると「キーボードや電子音が与える音楽の印象」が左右していると最近気づいた。

BUCK-TICKBOOWY、DEAD END等に影響を受けてる世代のロックをアレンジするキーボードという楽器自体が調香師、ムード担当なのである。

この構成は奥田民生が在籍していたユニコーンの編成を参考にしているらしいが、当時のV系でキーボーディストがいるバンドはかなり珍しかったはずだ。

 

彼らの場合、テクノやゲームミュージック感があり、ひとえにV系、ロックと括るのは横暴になる曲が多い。

背中に岩を担ぐような重厚感、ラメ感、ポップさや神々しさを生み出せるのも、音の激しいぶつかり合いになりがちなロックを絶妙な足し引きで醸していたから、大衆向けに耳に残っていたのだろう。

日本語では絶妙な言い回しが思いつかないが「メロディアス」が彼らの音楽性に1番しっくり来る。耳が楽しいのだ。

 

ここ最近、特にボーカロイドが出始めてから今までの傾向としてバンドにDJ、キーボーディスト等アレンジャーが初期メンバーにいるのが当たり前になっているように思う。

そもそも、自ら動画投稿できる時代になってからは、気軽に触れられる打ち込みやアレンジ自体がカルチャーになっているところも大きい。

日本の音楽シーンで有れば米津玄師、ヒャダイン、YOASOBI、Ado等自ら売り込める人がゴロゴロと転がっている時代である。末恐ろしい時代だ。

 

もしもジャニーズで例えるなら、ロックバンドとしてフェスに招待されたアーティストにはTOKIO関ジャニ

寄しくもキーボーディストがいる。

ロックバンドに電子楽器のアレンジャーがいると万人に受ける傾向があるという私の自説は、あながち外れていないと思う。

 

解散を発表した日やTwitter上でJanne Da Arcがトレンドで浮上するたび、ニッチな方向へ活動していても市民権を得ていた様を画面で目の当たりにして、由来こそ違えど、死後に名誉を回復した女傑ジャンヌダルクをなぞっているようだとすら感じた。

ライヴにも行けないまま待ち続けたオバンギャとしては、呆気ない終焉を迎えてしまい正直心残りではある。

 

しかし、これだけ長い間じっくり待ってくれていたファンや潜在的な支持の多さがJanne Da Arcの積み上げてきたものだと思う。

 

うちうちの事情はどうあれ、一人でたくさんの物を抱えていただろう、サービス精神の塊のボーカルyasuの病状の回復を祈ると共に、私の推し(スター)であり、音楽を愛でる心の礎を作ってくれたJanne Da Arcメンバー全員が幸多き人生であってほしいと願わずにはいられない。

 


 

 

Janne Da Arc所属事務所 アップライズ ショップHP

GOODS – ページ 10 – アップライズショップ

 

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