今週のお題「急に休みになったら」
実は今年から家族で始めた新しい趣味があります。
それは…美術館巡り!
香川県は芸術の町です。瀬戸内に面する全ての町がと言っても過言ではありません。
上の子おまめも絵を描いたり作品作りが好きで、少し分別もつき始めたこと、赤ん坊のにまめも授乳間隔が空いたり、生活リズムがつきはじめたこと。前回の高松市美術館がなんとかクリアできたので、行事も落ち着き体調も整った上で、お題通りにぽっかり空いたお休み。古巣丸亀に弾丸で行ってきました。
丸亀駅前にあるモニュメントがとても特徴的な美術館「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」通称「MIMOCA」です。
トップ画はあえて特徴的な黄色と赤の作品を外して撮ってみました。
結果から先に話しますと、子どもがいるならMIMOCAスタートがかなりおすすめです。
何よりこの美術館、面白い取り組みをしており子供1人につき同伴者2名の入館無料になる「親子でMIMOCAの日」が時々開催されています。
元々18歳未満、高校生以下の子の入館無料ととても太っ腹なのですが、子供がいるから恩恵を受けられる珍しいタイプのイベントです。
今回は親子でMIMOCAの日にて、赤ちゃんのいるファミリーがどんなことができたのかをレポートです。
ここから先は、
A設備や周辺環境
Bイベントについてや作品の感想
Cお土産
をざっくりと綴っていきます。
①設備や周辺環境
まず、家族連れでおすすめな理由は設備が整っていることです。
授乳室
トイレにおむつ替えスペース
誰でもトイレ
貸し出しベビーカー
車椅子
スロープ
エレベーター
大きな荷物を預けることができる
カフェレストラン(カフェMIMOCA)
これらがありますので、万が一があっても美術館の方にお声がけしたら丁寧に答えてくださるはずです。
レストラン以外のほとんどの展示を2時間前後で見回りました。赤ん坊のにまめもほとんどをご機嫌で過ごしていました。離乳食も完了期くらいになってくると見学も楽かもしれません。
少し離れますが、駅周辺駐車場が見つからなくても、丸亀城周辺に駐車場があるのでレンタカーで来ることも可能です。
丸亀駅を出てすぐなので、電車でふらっと来ることができるのもメリット。
もし一つだけ気をつけないといけないとしたら…
子連れで入れる飲食店は駅から丸亀城周辺にかーなり少ないです。
うどんのつづみさんも離れた地域に移転されてます。
ajajatan69everyday.hatenadiary.com
ファミレスのような場所を希望される場合、現時点では選択肢がかなり狭まります。
美術館の性質上ほとんどの場所で飲食禁止なので、ファミリーの方は頭の片隅に置いてください。
駅前スーパー、お土産屋さん、市役所(マルタス)のローソン、スターバックス、ドンキホーテならベビーカーや徒歩でもいけて、馴染みのあるご飯やおやつが購入できると思います。
天気が良ければお弁当やテイクアウトを買って、お城の大手門側、市民広場で食べることもできますよ。
桜の時期はお城と桜がよく映えます。
⚠️
前情報や知識を入れずに想像することを我が家ではテーマにしています。不愉快に感じる方方、ネタバレNGの方はここでお引き返しください。
②親子でMIMOCAの日
常設展だけでなく、今回は企画展の方も無料で見せていただきました✨
画風が年代ごとにガラリと違う猪熊さんの作品にプラスして、丸亀市内の子どもの作品展示、被災した県の作品やポートレートを見学しました。
猪熊さんの作品はキャッチーな色使いと、とても素直なタイトルが多いと感じたので、難しいことはわからないけれど、美術館で何か見てみたい!という方にはおすすめします。
そういう私も美術には明るくありません。
丸亀にいた時、MIMOCAのパスポートもらったけど、あれなんだったっけ?と忘れるくらい必死に子育て中でした。
お子さんのいる方ははスタンプカードのMIMOCAパスポートを貰ってみてください。所定の個数集まるとグッズをもらえるそうですよ。
③作品の感想
猪熊さんの作品は、想像でタイトルをつけてじっくりみました。これらはまだ本当の作品名は見ていません。
こんな楽しみ方も猪熊さんは許してくださる気がします。
知ってる方は一体どの作品なのか、想像してみてください。
「こっぴどく叱られたカタツムリ」
「毛根」
「畳で熟睡した時の肌」
「熟れた野菜が土に還り始めた瞬間」
「丁寧に剥いだカニカマ」
「前衛的な作りの図書館」
「仕事部屋」
「無機質な夢」
「雑に入れてきたことを後悔したストロー」
④丸亀市の子供達の作品
香川県の子供は絵が上手い。というよりも図抜けて色使いが素晴らしくて驚いてしまいました。正直なところ、ここまで描きとることができるのかと、足が止まってしまう作品がたくさんでした。子供達の個人情報があるので詳細は控えますが、ここに生まれ育った子たちの感性は素晴らしいと思うと同時に、香川に来てよかったと思う瞬間でもありました。
⑤「回復する」
被災した地域が生き抜こうとする息吹を感じる写真、そして金沢21世紀博物館より来ていたあの作品は子供達も唖然。子供にしていたアンケートもダントツトップでした。写真不可のものでしたので、是非企画展で生で見てください。
⑥ビフォアミモカ
びじゅチューンでおなじみ井上涼さんの美術館マナーとMIMOCAについてのアニメーション。
これをなんとスクリーンで無限に放映!
あのゆるゆるでグダグダな感じと猪熊さんの原点や特徴を押さえていた作品でした。
グッズ販売もあったそうですが今回は見ることができませんでした😣
美術館のYouTubeがありましたのでリンク埋めておきます。
MIMOCA × 井上涼 アニメーション「ビフォアミモカ」 - YouTube
⑦お土産
無料で見せてくださって、アンケート記入でおみやに4色鉛筆と塗り絵も頂きました✨
ポストカードとシールは購入品です。
子供は自分のお小遣いで缶バッジを買っていました。
お土産がリーズナブルでこれなら…と親しみやすい価格のものが多かったです。
今回、猪熊さんが一つだけ何を描いたのか共鳴する感覚を味わった作品がありました。
中央にあるボーダー状の作品です。
(慌てて撮ったので逆さまです🙃)
タイトルは「landscape GT」
日本語だと風景。
抽象的ですし、違う国かもしれません。
この作品を見たとき、丸亀や香川県の川沿いや山間を思い浮かべました。
少しビビッドな色合いと色の少なさで風景を表現されているのがシンプルで美しいと感じました。
きっと一つは好きな作品ができる、ビギナーの一歩を応援してくれる丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の体験でした。
ここまで気軽な感じの展示は、なかなか無いと思います。
⑧おまけ
元々美術館巡りを始めたきっかけは、夫のまーさんが貰ってきたある冊子。
…そう。先ほどの写真にあったせとうち美術館ネットワークの冊子を見つけてきたことからでした。
今は御朱印帳として美術館や施設に置いてあるようです。
初めて見つけたのは三豊市市民交流センター。
紛失してしまって、高松市美術館にて再度冊子をいただきました。
割引チケットや優待のお知らせが書いてありますので、いきたい場所が決まっている人は冊子を手に入れたから来場するとお得です✨
最終目標は大塚国際美術館。それまでに少しずつ色々な経験値を積みたいあじゃじゃでした。