今週のお題「ゾッとした話」
それは、ついさっきの出来事。
基本的に黄色い声なんてものはあげた試しもなく、相州弁多摩弁の荒っぽい方言プラス産後の大きくなった体でどんと構えて見られることの多い私でも、流石に肝を冷やす出来事があった。
それは夫と我が子達が夫のご両親と、テレビ通話をしていた時のこと。正式にはLINE通話だが便宜上テレビ電話としておく。
地元である神奈川の感染者数も病院の質などもやはり気になって、里帰りはせずに下の子を出産しているため、お互いの両親への連絡や赤ちゃんの顔見せはこんなラフな感じだし、友人との飲み会もリモートな世代である。
義理のお父さんお母さんと通話している時は、できるだけ影に徹するようにしている。距離が離れてるからこそ私の話なんかより、孫や実の息子と色々話して欲しいのだ。
とにかく話したい上の子がテレビ電話に上手く映らないと、うにゅうにゅとぶー垂れていたので、あらゆるものをスマホ立てに仕立て上げていた時。
目を離した本当に数秒で、それは起きた。
次に夫に目を向けた時は、がっちり横向きに抱き抱えていたはずの赤子の頭がグンと勢いよく反り、落ちそうになる瞬間だった。
「間に合わなかったら即病院行きの角度」だと脳裏によぎった時、下の子の落ちる動きがとてもスローリーに見えたのだ。
多分、自分は抱えようと手と体が動いて、何か叫んだと思うのだが、自分の行動よりはそのシーンだけ鮮烈に残ってしまっている。
幸い、ぐっと夫が抑え込み抱え直してことなきを得たのだが、もしあのままの角度で床やどこかにぶつけたらと思うと、ゾッとする向きをしていた。
衝撃的な出来事が起きると周りの時間がゆっくり動くように感じるのは、あくまでアニメーションの表現技法だと思っていたのだが、ルフィがエースの死を目の当たりにした時のようにコマ送りに見えたのは事実。
きっと危機感で錯覚しただけだろうと思ったのだが、この現象、本当に起こりうることで、どうやら明確にされているらしい。
『「危ない!」の瞬間、全てがスローモーションで見える』は正しかった! | 国立大学法人千葉大学のプレスリリース
この走馬灯のようなスローモーションに感じるこの現象をタキサイキア現象というらしい。
こんな形で知ることになるとは思わなかったけれど、ヒヤリハット事例が増えなくて胸を撫で下ろした。
夫曰く持ち替えようと思った時にキックからの反り返りがあったらしい。
片手では収まりきらなくなってきた我が子を、毎日グイグイとあぐらに私も収納したりしているので、責めることはできないものの、まだドキドキや恐怖感がなかなかおさまらないので、ここで吐き出させて頂いた。少しは寝付けそうである。
我が子の成長を喜ぶとともに、毛が生えた小さな心臓に深く刻みつけておこうと思う。
個人的におすすめな赤ちゃんグッズ
赤ちゃんの急な反り返りが怖くて、いまだにこのタイプを持ってます。ベビーカー移動、車の上げ下ろしが多い人は両手も空くし、こっちのタイプが便利そう。個人的には2本目に背当てつきは持ってて損ないと思います。 |
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